2008年03月21日
三重大学現代GP評価委員
現代GPとは、
文部科学省の国公私立大学を通じた教育改革の支援事業で、「現代的ニーズ取組支援プログラム(現代GP)」の支援プログラムを指す言葉です。
(GPというのは“good practice”の略です)
現代の大学は、様々な面でのグローバル化の進展により、これまでの「モノ」や「カネ」から、新しい「知識」・「情報」・「技術」が社会のあらゆる活動の基盤として飛躍的に重要性を増してきています。
このいわゆる「知識基盤社会」においては、知の拠点として大学等がこれまで以上に重要な存在になってきています。
(文部科学省より)
三重大学では、
「全学的な知的財産創出プログラムの展開」
と言うプログラムが平成16年から採択されています。
私が本年度三重大学で教鞭をとらせて頂いた「アントレプレナー論」もこのプログラムの一環で行われました。
本年度で終了となる三重大学の現代GPの総決算として報告会が、
三重大学付属小学校で行われました。

この日は、アントレプレナー論講師としてではなく、
現代GPの評価委員会のメンバーとして出席してきました。
三重大学現代GPの概要としては、
全ての学生に早い段階で発想の喜びを味わう機会を提供し、発想・学問的背景・実務的知識を得られるようにする事により、全学生の知的財産マインドの高揚を図るという点が特色ある取組み。
発想することの喜びを味わい、創造に関わるアカデミックな議論から実務的な知識までの講義群を提供していきます。また、学生の創意工夫を振興するために、学内発明コンクール、学生ベンチャーの公募、様々な講演会、研究会の実施。
などです。
私は4年間の三重大学現代GPの活動の報告を受け、
評価委員として鈴鹿国際大学副学長と共に、次のように講評させていただきました。
(以下当日の録音テープからおこしたものです)
「武田でございます。この現代GPは,知的財産を大学で学ぶと。
えー、私の本業はコンサルタントをしておりまして,ベンチャービジネス,ベンチャー企業さんの経営のお手伝いと言うものに携わらせていただいております。そのほか,大阪市に大阪市立大学という大学がございまして,そこの教授と共に,その教授の発明品を何とか世に出そうと、ベンチャー企業を立ち上げまして,それで知財を自ら世の中に出そうというところでお手伝いをさせていただきました。
私はこういう仕事なので教育者ではございません。
多くの大学は,大学と企業との繋がり,また実際技術(商品)が世に出せるというルートが,非常に強いところ,弱いところがあるかと思います。
今回の現代GPの大きな流れというのは,そういうパイプを太くしていくもの,そういう役割を担っていくものではないかなと思います。私のような,民間の人間からすれば非常に期待を持てるところではありますね。そういう意識を,まず啓蒙していくという段階では,非常によいプログラムだったのではないかと思いました。
ただ,課題というところでは,ではほんとうに具現化できるのか。基礎的な教育とか,そういう啓蒙はできるけれども,ほんとうに具現化するにはもう一歩踏み込んだ,二歩踏み込んだ取り組みというのが,実は必要でございます。
市場に出すところというのは,学内の教育からもう一歩踏み込んだところ,どこまでが役割なのかということはありますけれども,その出口をも見据えて,ビジョンのなかに置いて教育に持っていくと,よりわかりやすいのではないか。
出口のないものをあまりイメージしても,発展性は少ないのではないかなと思いました。
そこが今後の課題であるのかなという気はいたしました。以上でございます」
私は教育者ではなく、ビジネスの世界で生きているので、
どうしても実社会に直結した思考になった評価をしてしまいます。
三重大学での現代GPは、本年度で終了いたしますが、
私のアントレプレナー論は、その枠を超えて来年度も大学側が予算を組んでいただきました。
引き続き、学生の“知”を生かした新しい(面白い)ビジネスの創造を目指して行きたいと思います。
文部科学省の国公私立大学を通じた教育改革の支援事業で、「現代的ニーズ取組支援プログラム(現代GP)」の支援プログラムを指す言葉です。
(GPというのは“good practice”の略です)
現代の大学は、様々な面でのグローバル化の進展により、これまでの「モノ」や「カネ」から、新しい「知識」・「情報」・「技術」が社会のあらゆる活動の基盤として飛躍的に重要性を増してきています。
このいわゆる「知識基盤社会」においては、知の拠点として大学等がこれまで以上に重要な存在になってきています。
(文部科学省より)
三重大学では、
「全学的な知的財産創出プログラムの展開」
と言うプログラムが平成16年から採択されています。
私が本年度三重大学で教鞭をとらせて頂いた「アントレプレナー論」もこのプログラムの一環で行われました。
本年度で終了となる三重大学の現代GPの総決算として報告会が、
三重大学付属小学校で行われました。
この日は、アントレプレナー論講師としてではなく、
現代GPの評価委員会のメンバーとして出席してきました。
三重大学現代GPの概要としては、
全ての学生に早い段階で発想の喜びを味わう機会を提供し、発想・学問的背景・実務的知識を得られるようにする事により、全学生の知的財産マインドの高揚を図るという点が特色ある取組み。
発想することの喜びを味わい、創造に関わるアカデミックな議論から実務的な知識までの講義群を提供していきます。また、学生の創意工夫を振興するために、学内発明コンクール、学生ベンチャーの公募、様々な講演会、研究会の実施。
などです。
私は4年間の三重大学現代GPの活動の報告を受け、
評価委員として鈴鹿国際大学副学長と共に、次のように講評させていただきました。
(以下当日の録音テープからおこしたものです)
「武田でございます。この現代GPは,知的財産を大学で学ぶと。
えー、私の本業はコンサルタントをしておりまして,ベンチャービジネス,ベンチャー企業さんの経営のお手伝いと言うものに携わらせていただいております。そのほか,大阪市に大阪市立大学という大学がございまして,そこの教授と共に,その教授の発明品を何とか世に出そうと、ベンチャー企業を立ち上げまして,それで知財を自ら世の中に出そうというところでお手伝いをさせていただきました。
私はこういう仕事なので教育者ではございません。
多くの大学は,大学と企業との繋がり,また実際技術(商品)が世に出せるというルートが,非常に強いところ,弱いところがあるかと思います。
今回の現代GPの大きな流れというのは,そういうパイプを太くしていくもの,そういう役割を担っていくものではないかなと思います。私のような,民間の人間からすれば非常に期待を持てるところではありますね。そういう意識を,まず啓蒙していくという段階では,非常によいプログラムだったのではないかと思いました。
ただ,課題というところでは,ではほんとうに具現化できるのか。基礎的な教育とか,そういう啓蒙はできるけれども,ほんとうに具現化するにはもう一歩踏み込んだ,二歩踏み込んだ取り組みというのが,実は必要でございます。
市場に出すところというのは,学内の教育からもう一歩踏み込んだところ,どこまでが役割なのかということはありますけれども,その出口をも見据えて,ビジョンのなかに置いて教育に持っていくと,よりわかりやすいのではないか。
出口のないものをあまりイメージしても,発展性は少ないのではないかなと思いました。
そこが今後の課題であるのかなという気はいたしました。以上でございます」
私は教育者ではなく、ビジネスの世界で生きているので、
どうしても実社会に直結した思考になった評価をしてしまいます。
三重大学での現代GPは、本年度で終了いたしますが、
私のアントレプレナー論は、その枠を超えて来年度も大学側が予算を組んでいただきました。
引き続き、学生の“知”を生かした新しい(面白い)ビジネスの創造を目指して行きたいと思います。
Posted by たけちゅう♪ at
23:18
│Comments(0)
2008年03月21日
高度部材イノベーションセンター開所式
先日、三重県四日市に開所された
高度部材イノベーションセンターの開所式に参加してきました。

これは三重県が独自に行った産業政策であり、
このように、都道府県が主導で産業政策を行うケースは稀といえる。
ほとんどの場合、行政の産業政策と言うと大企業誘致に尽きる。
三重県も亀山のシャープをはじめ、
企業誘致政策は成功していると言えます。
しかし、高度部材に絞り、産業のクラスター形成(集積)への取り組みを成功させた行政は先ず全国には無いだろう。
しかも、これまでの箱物事業とは違い、
ここの施設は三菱化学の既存建物を利用している。
プロジェクト着手からオープンまでも異例の速さで進んだらしい。

三重県四日市といえば、日本で最初に石油コンビナートが興った土地です。
近年この石油コンビナート産業が衰退し、新たな産業の種を生み出す事が早急の課題なのでしょう。

三重県は、一昨年度から3年に亘り実質経済成長率が全国でトップにあります。
それも、北川前知事時代から行われた研究開発に対する支援が実を結び、
多くの企業が三重県内に研究所や製造拠点を置き始めた結果だそうです。
行政も、動いています。
われわれ民間も、民間に出来る事をしっかりとしていかないといけません。
とりわけ、三重県では、
人口と産業が集中している北勢よりも、限界集落も多く点在する南の方に力を注ぐべきでしょう。
個人的にですが、私は、
地方のコミュニティビジネスに力を注力していきたいと思っています。
高度部材イノベーションセンターの開所式に参加してきました。

これは三重県が独自に行った産業政策であり、
このように、都道府県が主導で産業政策を行うケースは稀といえる。
ほとんどの場合、行政の産業政策と言うと大企業誘致に尽きる。
三重県も亀山のシャープをはじめ、
企業誘致政策は成功していると言えます。
しかし、高度部材に絞り、産業のクラスター形成(集積)への取り組みを成功させた行政は先ず全国には無いだろう。
しかも、これまでの箱物事業とは違い、
ここの施設は三菱化学の既存建物を利用している。
プロジェクト着手からオープンまでも異例の速さで進んだらしい。

三重県四日市といえば、日本で最初に石油コンビナートが興った土地です。
近年この石油コンビナート産業が衰退し、新たな産業の種を生み出す事が早急の課題なのでしょう。

三重県は、一昨年度から3年に亘り実質経済成長率が全国でトップにあります。
それも、北川前知事時代から行われた研究開発に対する支援が実を結び、
多くの企業が三重県内に研究所や製造拠点を置き始めた結果だそうです。
行政も、動いています。
われわれ民間も、民間に出来る事をしっかりとしていかないといけません。
とりわけ、三重県では、
人口と産業が集中している北勢よりも、限界集落も多く点在する南の方に力を注ぐべきでしょう。
個人的にですが、私は、
地方のコミュニティビジネスに力を注力していきたいと思っています。

